リノベーションの醍醐味って

なんだろう??

 

と、ふと寝る前に考えていました。

 

 

 

そもそも、新築住宅は

ほとんどのお施主様が住んだ経験のない場所に

 

住んだことのない間取りを想像しながら

 

素材や使い勝手、理想を盛り込んでいくというものだと思います。

それは、未経験のことだらけで

楽しいけれど苦労もたくさんすると思います。

 

 

 

先日、公開させていただいた戸建て住宅のリノベーション物件や

現在施工中のマンションリノベーションのお施主様と

お話をしていると、

 

 

「ここがすごく嫌だった」

 

「ここが悩みでこうなっていたらもっと良いのに」

 

「こんな風に過ごしているので、キッチンはこの場所が良い」

 

 

 

等と、住んでいるからこその悩みや理想が生まれているのだな~と

お施主様から教わる事がたくさんありました。

 

 

 

 

これは、とあるリノベーション物件で理想を盛り込んだ本棚なのですが、

 

実は当初、壁を掘り込んで施工する予定でした。

色や形も全く違うものを想定していたのです。

 

 

しかし、ふたを開けてみると予定していた壁では

雑誌が入る奥行が確保できない事がわかり

急きょ別の場所に別の形で設置することになりました。

 

それが、上の写真です。

 

この現場でのデザイン変更は

リノベーションだからこそ生まれた「アイデア」であり、

ひとつの醍醐味なのでは?と気づきました。

 

色は、扉の色にリンクさせる遊びも盛り込んで、最初の掘り込む本棚より

数段面白くアートな空間が生まれました。

 

 

今現在は、マンションリノベーションの現場を

進めていますが、

 

 

天井をコンクリート現しにしたい!という理想をかなえるために

いざはがしてみたら、壁紙がぺったりくっついていて

 

中々一筋縄ではいかない状態でした、、

 

 

お施主様に何度も現場に来ていただき、

その場で大工さんと監督、設計担当で色々と意見を交わしながら

少しずつ進めています。

 

 

 

職人さんたちの努力もあり

徐々に理想に近づいている「我が家」は、

 

 

フキノトウが芽吹くころ

 

お施主様の笑顔とともに帰ってきます。